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Channel: YU@Kの不定期村
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初の雑誌寄稿依頼はブログと勝手が違い戸惑いつつ原稿を必死でライザップした奮闘録

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こんにちは、YU@K(@slinky_dog_s11)です。

「好きな物を気ままに書く」というモットーで特撮や映画のレビューを中心に2年弱もの間このブログを運営してきた訳ですが、別途ご報告しましたように“超絶ありがたや事案”とエンカウントし、出版社から依頼を受け雑誌に寄稿という体験を得ることが出来ました。とはいえ特撮の専門誌に「ウルトラマンネクサス」と「ウルトラマンX」の作品解説と紹介をそれぞれ1,200字で1ページずつというのは …なかなか勉強になりましたよ、色んな意味で。今回はこれに「ただ奮闘していた」、という初寄稿体験談なのでお暇な方だけ読んでくださいね。


【詳細】
「別冊映画秘宝 特撮秘宝 vol.3」に「ウルトラマンネクサス」「ウルトラマンX」の作品解説を寄稿しました


そもそもこのブログ、多分平均的なブログより文字数が多いんですよ。おそらく毎回3,000字近くは書いているし、5,000字超えはよくあること…。これって要は「簡潔にまとめる能力に欠けている」ということで、いつもダラダラと書いて書いて書き綴ってちょこちょこと校正してハイ公開! …という流れなので、「1,200字でお願いできますか」と依頼を頂戴した時は「あぁぁぁあありがとうございますぅぅぅいやほぉぉぉぉおおおぉやらせていただきますぅぅううう!」と嬉ションまき散らしながら内心では「ふむ…」と顔を強張らせていた訳ですね。

だって、「ウルトラマンネクサス」と「ウルトラマンX」の作品概要と魅力点って、多分それぞれ1万字はくだらないんですよ、これ。もう死ぬほど書けるじゃないか…!両作品とも“ウルトラ史”的に色々と欠かせない要素がありすぎて、そもそも作品や物語そのものに言及する前に字数オーバーばっちこい!ですよこんなの。しかもあろうことか特撮専門のムック本に載るとなるとある程度目の肥えた方々に読まれるので半端は通らない。とはいえ、「いつ放送されて」「こういうあらすじで」「こんな番組でした」“だけ”を羅列しても、“面白くない”じゃないですか!やっぱり!

つまりは慢心も含めて、「この文字数で全てを詰め込んで、かつ、自分自身の文章の色も出せれば120点だぜ!ぐへへ!」とか欲張ってしまう訳ですよ、せっかくの機会なので。


※※※


まあ、取りあえず、兎にも角にも、まずは書いてみましょう …ということで「ウルトラマンネクサスとは~」と書き出したら、数十分後、そこには5,000字を超える作品レビューが!!! なんてこったい…。お前馬鹿かよ… 1,200字って言われてたじゃねぇか… 5,000字から1,200字って… ここからどう頑張ってライザップするんだよ… 結果にコミットできるのかよこれ…。

いつものブログ記事は、全体構成なぞ考えずに書きながらリアルタイムで組み上げていくという、とても行き当たりばったりな作り方をしているので、そのやり方で5,000字になってしまったのならもうしょうがない。一旦それを横に置いて、「こういう導入で」「これは欠かせない」「これもポイント」「締めはこんな感じで」と箇条書きで要素を抽出。1,200字なのでおよそ4つか5つの段落に分けてそれぞれ300字弱くらいで構成して切り貼りしよう、と。すごい!いつものブログ記事の何倍も真面目!! …ってな感じで組み上げて1,500字くらいには出来たので、そこから「こことここは意味が近いから列挙してニコイチに!」とか「これはもう段落ごと消しちゃえ!」とか、そうやって文字数を微調整。手元のWordでちょうど1,200字に収まったぜイェーーイと喜んでいたのだが、実はここからが本番なのであった。

つまりは単純に1,200字が載るのではなく、「N字×N行」という条件がある訳ですよ。誌面構成に合わせる形で、それも含めて1,200字。英数字の半角か全角かで全体の調整に大きな影響が出る上、段落ごとに改行すると文字スペースが改行の数だけいくらか死んでいくということで、Wordの縦横やフォントを調整して厳密に測ると2行くらいオーバーしてるじゃねぇか!!くそ!!ばか!! …ってね、これ実際の誌面に載せる文章を書いた経験のある人からすれば「何を当たり前のことを…」と真顔になると思うんですけど、なにぶんね、初めてなのでね。自由に何万字でも書けるブログというぬるま湯で好き勝手やってきた私にとって“誌面字数制限”は結構な壁(勉強)だった、という話でございます。


【参考にしたページ】
Word :文字数・行数を指定して文書を作成する方法


まあ、字数制限だけでなく「こんな要素も盛り込んで…」「こんなターゲット層に…」という条件もいくつかいただきましたので、限りある字数の中で、頑張って詰め込んだつもりです。とはいえ、とても好きに(&自由に)書かせていただけたので、とても楽しかったんですよ。いつもと違ってアウトプット前に他の方の手が入っているし(丁寧に校正していただきとても嬉しかった…!)、その中で「自分らしさ」も込められていますし(多分)、いつものブログ更新とは全く違う貴重な体験でした。

そして、「OK」をいただいた数日後に最終チェックのためのゲラを送っていただいて、思わず「お~~~」と。パソコンを前に本当に声を出して「お~~~」と漏らしたのはいつぶりのことか。感動しましたね、やっぱり。だって私の文章とウルトラマンのスチールが並んで配置されているんですよ。そりゃあ、「お~~~」しかないでしょ。


※※※


補足としてどこかの誰かの参考になるかもしれないので「依頼を頂戴した背景」を書き置いておくと、ブログのトップページにしっかりインフォメーションを設けていたのが功を奏したかな、と。




▲PC閲覧時のサイドバーに設置しているプロフィール+メッセージフォーム


ブログ経由の「メッセージ」もTwitterも、スマホで常に確認できるようにしているので。以前も「映画レビューアプリの紹介」という依頼を頂戴したことがあったので、それ以来、窓口を分かりやすく作っておいた甲斐がありました。あと、依頼を受けたその後のやり取りのためのメールアドレスをフリーメールでどこかにひとつ持っておくとスムーズかもしれません。最近だと全くの別案件で映画のマスコミ試写のお誘いを頂戴したこともあったけど、これも前述の「メッセージ」経由で。まあ、こちらは遠方過ぎて断念したんですけどね…。(当ブログはgooブログ備え付けのメッセージフォームを使っていますが、フリーの物も沢山あるようです)

「基本はTwitterだけど長文を書くのには向いていないからその“はけ口”としてブログをやろう」。そんな動機で始めたブログをおかげさまで2年弱も続けることができて、その結果、願ったり叶ったりである自分の好きなジャンルの専門誌に寄稿依頼を頂戴する。こんなに嬉しいことがありますか…。ブログやってて良かったな、と心底思いますよ。この上なく良い記念になりました。もしまたこういう機会に恵まれたらぜひチャレンジしたいと思います。

そんなこんなで、「いつもと勝手が違ってアタフタしたけど頑張って書きました」という体験記でした。結果にコミットできたであろう完成品の文章は、ぜひ本誌を手に取っていただければと思います。


※映画・特撮の感想(レビュー)など、全記事一覧はこちら
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【過去記事】
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