こんにちは、YU@K(@slinky_dog_s11)です。
春の日差しも差し込む今日この頃、春から新しくひとり暮らしを始める人も多いかと思う。私はもう結婚して数年経ち台所に立つ機会もかなり減ってしまったが、独身時代はひとり暮らしをしていた。そこで問題になってくるのは、食事である。お金に余裕はない、しかし時間はある、それでも調理の腕はない。それまでは実家でただ口を開けて偉大な母親が作ってくれた料理を受け入れるだけだった馬鹿野郎が、いきなり戦線に立たされる。「自炊」という一級戦線だ。
飛び交う銃弾!バキューン!「面倒臭い」!バキューン!「時間がかかる」!バキューン!「知識がない」!バキューン!「洗い物が面倒臭い」!…そんな危険な戦線をわざわざ歩まなくとも、現代人はコンビニエンスストアという文明スポットを活用し楽々と腹を満たすことができる。だから、それはそれで構わない。お金と健康な体が消失していくことになるが…。
ひとり暮らしを始めた当時、私もよく調べものをした。自炊についてだ。ネットで検索して簡単なレシピを調べたり、「ひとり暮らしキッチン!」みたいなタイトルの料理本を本屋で立ち読みしたりもした。しかし、全くの自炊無経験者にはこの時点で相当なハードルがある。
塩:適量
みりん:小さじ一杯
例えばこうサラッと書かれてあったとする。しかしこれ、全くの自炊初心者にはめちゃくちゃ難しい。そもそも「適量」ってなんだよ!テキトーか!? テキトーだろ!知ってるよ!でもそのテキトーや当てずっぽうがそもそも“知らない”からよく分からないんだよ最初期は!!みりん!!そもそも「みりん」という調味料が何からどう出来ているかどんな味や効果があるのか知らない!!誰だよ!!!「小さじ」!!ナメてんのか!???? 計量スプーンなんか持ってるワケねぇだろ!!!テメェの親切心が小さじ一杯にも足りてねぇだろオイ!!!!!
…と、まあ、こんな感じで、数をこなしたりもうちょっと調べたりすれば良いのは十分に分かってるけど、それでも最初期には「小さじ一杯」で“めげる”。そんな超絶料理初心者にオススメしたいのが、「ひとり鍋」だ。春から自炊込みの新生活を始める方に読んでもらうことも想定して、レベル別に分けてみた。袋ラーメンを鍋に入れた水にひたして火をつけてそこから3分を測りはじめた私の弟くらいに超絶初心者の人は、ぜひ【レベル1】を試してもらいたい。
【レベル1】
買うもの:「白だし」、好きな具
1)鍋に6割くらいの水を入れます。
2)「白だし」をドボドボと入れます。
3)食べられそうなサイズに切った具を入れて火をつけます。
4)グツグツします。
5)完成。
<ポイント!>
重要なのは、どこのスーパーにも必ず売っている「白だし」というノーベル賞もビックリな究極液体。水で薄めるだけで高級料亭みたいな味になるぞ!(感想には個人差があります)
これを鍋に入れた水にドボドボして薄める。入れる量が多くても少なくとも決して不味くはならないので、好きに入れてOK。大丈夫、ファミ通の攻略本よりはるかに大丈夫、チョコレートでも入れない限りどう頑張っても不味くはならない。どうしても不安なら味見しながら入れるか、【レベル2】へ。
【レベル2】
「白だしをテキトーに入れるって言われてもどうせならちゃんとした味で食べたいよ~」という君へ。お手元の白だしのラベルを見てみよう。そこに「鍋料理 水〇:だし〇」と書いてあるハズだ(「鍋」が無い場合は「うどん・そば」の分量でOK)。ここで必要なのが、ノーベル賞もこれまたビックリの文明の利器、計量カップ。100均でも買えるよ。これと、義務教育で習った算数の力を使えば、水とだしがそれぞれ何ミリリットルかは分かるはずだ。白だし本来のパフォーマンスを存分に発揮させてあげよう。
【レベル3】
自炊初心者なのにレベル3まで目を通そうとする君は相当な猛者だ。そんな強者に特別なテクニックを伝授しよう。それは、「具を入れる順番」だ。レベル1にもあるように、テキトーにぶち込んでグツグツでも十分美味しい。が、「肉を最初に入れる」「野菜を最後に入れる」、この2点を守ると、美味しさのグレードが飛び級で進学する。
<ポイント!>
野菜は、歯ごたえが残るシャキシャキ系と、トロットロに煮込んだものと、どっちがお好みかな? シャキ派は前述のように2点を厳守、トロ派は思い切って肉と一緒に一番最初に入れてみよう!
【レベル4】
川越シェフもビックリのレベル4では、そのアレンジやバリエーションを解説する。まず、白だしで鍋を作る。ここに買ってきたキムチを入れる。キムチ鍋の完成だ。ウォ~~~。数十円で買える安いうどん麺を買ってきて入れる。煮込みうどんの完成だ。ウォ~~~。食べ終わったら、残り汁を捨てずに取っておく。翌朝、そこにご飯を入れてグツグツして最後に卵を入れてかき混ぜる。雑炊の完成だ。ウォ~~~。…ここまでくれば君はもう完全に自炊マスターへの一歩を踏み出しているぞ…っ!!!
<ポイント!>
ひとり鍋用のこじゃれた鍋を買う必要はないぞ!
▲こういうの
普通の鍋を100均で買った鍋敷きの上にどーーん!これで食欲モンスターな君も沢山食べられるぞ!
▲こういうの
私は独身時代、ヒルクライムもビックリの春夏秋冬フルシーズンでひとり鍋を食べていた。夏の暑い日に、扇風機の風を浴びながら熱い鍋を食べる。これがまたいいんだ…(東北でよくアイスが売れる理論の応用)。ひとり鍋は、超絶お手軽なのに洗い物も少なくどう考えても失敗が訪れない究極楽チン料理。春からの新生活、自炊戦線で生き残りたいと思っている人には、ぜひ試してもらいたい。
(あわせて読みたい)
・元弁当屋バイトがレンジも鍋も使わずにジャガイモの皮を爆速でむく方法を教える
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【過去記事】
・「いらすとや」のフリー素材のみで「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を全編作ってみた
・「動物戦隊ジュウオウジャー」があまりにも面白すぎて観ているこっちが本能覚醒しちゃうぞ!
・「gooブログ投稿白書2016」にて「2015年にアクセスが急上昇したgooブログ」として紹介されました
・祝アカデミー賞“V6”達成!ヒャッハーだけじゃない「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を読みほぐす