こんにちは、YU@K(@slinky_dog_s11)です。
ベートーベン魂は後何回本編に登場するだろうか。それを真面目に考えてみよう。そもそも専用の武器が無く、今回は音楽攻撃の相手に対して同じ音楽で上回ってはいたが、例えば純粋に物理で殴りに来る敵には対処できるのか…? パーカーの造形的にもあまりアクションに向いているとは思えないし、本編であと2回、映画で1回、くらいが割とリアルな数字なんじゃなかろうか。姿を消す相手をあえての不協和音でいぶり出すとか、そういう能力もあれば頻度は増えるかな?
…そんなこんなで、今週もそれなりに上手くまとまっていたゴースト6話。
【目次】:【5話】<【6話】>【7話】
■第6話「運命!再起のメロディ!」(2015年11月15日放送)
「生きる意味とか、死んでるとか生きてるとか、そんなのどうでもいい!」
二度に渡ってスペクターに負けたタケルは不安や恐怖で姿を現すことができなくなってしまう。「そんなの死んでるのと同じじゃないか」。焦るタケルは眼魂を手に入れるため不可思議現象の現場に向かう。そこには苦悩する若き天才作曲家・君島康介がいた。眼魔は康介を使い眼魂を生み出すために作曲の邪魔になる周囲の音を消していた。このままだと命が危ない、と必死に訴えるタケルに対して「作曲できないなら生きているとはいえない」と逆に言い返される。「今の俺と同じだ・・・」消えるタケル。
追い討ちをかけるように現れたスペクターになす術無く敗北しタケルは姿を消してしまう。タケルは自信を取り戻し再び姿が見える様になるのか?!康介を救うことができるのか?!そしてスペクターに勝つことができるのか? アカリの叫びがタケルの魂を震わせる!
仙人曰く、今回の偉人は「次の偉人との出会いはまさに運命的なものになるだろう」
再び消え去るまでの時間は??日
残り12個の眼魂(アイコン)を集めろ!
脚本:毛利亘宏
監督:諸田 敏
仮面ライダーゴースト6話。マコトの登場で自信を喪失したタケルに、ヒロインであるアカリが語りかける。「居てくれることにまず何より意味がある」という根源的な肯定、そして感情論寄りの主張が、一周してタケル奮起のロジックになるのは上手い。ゲストとの多重構造の見せ方は毛利脚本ならでは。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15物凄く真っ直ぐな答えだったけど、「アイコン収集の為に甘さを捨てる」訳でも「皆を守る為に自らを犠牲にする」訳でもなく、「精一杯“今”を行き切る(命を燃やし切る)」事を選んだタケル。それは言い換えると、例えばアイコン揃わず今度こそ死んだとしても悔いのないような生き方をする、という事。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15「今命が繋ぎとめられていることをまず肯定してくれる存在」がヒロインであるアカリ。目的そのものに惑わされて「自分も誰かに守られている」「常に誰かと関わっている」という足元が見えてなかったタケルにしっかり指針を示す「ヒロイン力(りょく)」の高い立ち回りだったと思う。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15それも、「分かってて諭す」というより、「自分もよく分かってないけどまずはタケルの存在が大事なんだよ」という居るかも分からない相手に零すシーンがいいなあ、と。タケルが「教えられる」というより「気づかされる」で奮起してるのもポイント。ここ重要よね。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15「存在してくれるだけでいい」
今日のゴースト、いろんな人にこの言葉の意味が届くといいなぁ。
いじめを苦に命を絶つ子、夢破れて存在意義を失ったと絶望する人、
無理に学校なんか行かなくても、夢なんてなくても、いてくれるだけでいい。それでいいんだと思う。
アカリちゃんも御成も一歩間違えたらただウザいだけになりそうなのに匙加減というかキャラの立て方上手いよなあ…
— いりまめ (@irimame0316) 2015, 11月 14一方のスペクター関連が面白くなってきた。「妹がアイコンになってる」「アカリと昔知り合いだった?」というふたつの要素が魅力的。妹をアイコン化という形で失い、かつての仲間である寺の面々の記憶からも忘れられた孤独な戦士・スペクター、…だったらめちゃくちゃ大好物な設定ではあるが…。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15しかしマコトの戦う動機を来週早速明かしちゃうのは少し早い気も…。まあ、年末まで対立構造が続けは御の字とは思っていたけども。OPも新規カットでゴーストと戦ってたし、デレはまだもうちょっと待ってほしいな。個人的に。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15タケルは偉人オタクだからゲスト説得の時も「〇〇はこんな感じですごい人だったんだ!だからあなたも!」という考えに陥りがちで、それをアカリが「偉人とか関係ねぇんだよ周り見ろバカ!」と一喝し、ゲストにもタケルにもダブルパンチになる構造は素直に巧かったと思う。タケルが消えてた意味もある。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15二本角のままだと玩具で再現不可だけど、でもこういう差異の付け方は好み。せっかく着せ替えできる設定なのだから、ドンドンやってほしいなあ。協力体制になった後は、タケルが信長を使ったり色々シャッフルして欲しい。鎧武はここが弱かったし。 pic.twitter.com/zgoec5DB7B
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15ベートーベンはまさに音撃。ジャジャジャジャーンなのに曲が「運命」じゃないのは笑ったけど、中々派手なエフェクトも必要だし使い所も変則的で、今後どれだけ出番はあるかな。音関連だけじゃなく、例えばヒーリング効果とかあるといいんだけど。 pic.twitter.com/omdhajGrIl
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15ベートーベンは非常に変化球なアイコンと能力なので、トドメがムサシだったのはむしろ最高。武蔵はタケルがゴーストになる前から憧れていた存在だし、今回のMVPであるアカリからのパスでそれになりトドメ、ってのは上手すぎる。 pic.twitter.com/aus9rnjdVh
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15ただでさえ毎週新しいアイコンが出てくるんだから、毎回新アイテムでトドメってのもルーチン化するだけ。こうやって意味を持たせて変則挟む方が良い。ベートーベンはむしろトドメささないからこそ印象的でしょ。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15これデザイン的に天地逆なんだがなぁ‥。眼魔眼魂の尻尾、いつから上向きになったんだろう。現場で変えたんかな。お客さんは何も思わないだろうけどらデザイナー当人としては激しい違和感が。。 pic.twitter.com/J4g4mj3KgJ
— たじやん (@tajimax1968) 2015, 11月 14竹中のおっちゃんが胡散臭くなってきたけど、いや元々胡散臭さ以外は無かった人なんだけど、「力を授ける側のマッチポンプでした」展開は平成ライダーで結構やられてる印象なので、あえて違う感じでやって欲しくもあるなあ。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15相変わらず謎抱擁でキラリン解決いぇい!なのはどうかと思うけど(毎回ツッコんできたけど)、もはや何かもう慣れてきたな。「よっ!きましたいつもの!」というか。飼い慣らされているのは分かっているが…。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 15音符が折れないように戦え天才眼魔‼︎‼︎
— 島本かず彦 (@simakazu) 2015, 11月 14ゴーストにおいて、長らく固定化されていた平成ライダーの「2話で1体の怪人を倒す」というルーチンの打開が「怪人造形を簡素にして沢山作る」というシンプルさで叶うとはある意味全くノーマークだった。そしてそれを島本先生がデザインする事でチープさをバラエティさに転化させてるのも上手い。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 12ゴーストの怪人はフル造形じゃなくて黒タイツに何かを羽織るパターンで、羽織物と頭部や腕の造形(低予算)だけで色んなバラエティが出せるのは強いよなあ。そしてそこにはゴーストのパーカーチェンジと根源が同じという理屈も備わってる。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 12「1話完結」が出来ない最大の理由はやはり怪人スーツの予算だったと思うので、逆にそこさえ割り切ってクリアしてしまえばガンガンやれるんだよね。
— YU@K (@slinky_dog_s11) 2015, 11月 12来週は再起のタケルとマコトの一騎打ち、からのマコトの過去…。
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